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インフルエンザの熱
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インフルエンザの熱

「インフルエンザは風邪みたいなものだから、家で寝てさえいれば、勝手に治るでしょ?」そんな風に考えている方は、決して少なくありません。

たしかに、抵抗力や免疫力のある健康な大人の場合、インフルエンザによる高熱は、休養をとって安静にしてさえいれば、3~5日もすれば、熱は徐々に下がっていくケースもあります。

しかし、小児が感染した場合を、大人のケースと一緒に考えて絶対にダメです!

小さい子どもは大人よりも抵抗力が低いのはもちろん、インフルエンザウィルスに対する免疫力も低いため、感染した場合に症状が悪化しやすくなります。

そして、インフルエンザが症状によっては、合併症を引き起こす可能性もあります。例えば、脳炎、脳症、肺炎、中耳炎、気管支炎などの病気です。

特に脳症や肺炎は子供が合併症を引き起こしやすく、命を落とす可能性もあるため、特に注意をしなくてはいけません。

そこで、本記事ではそれらの2つの合併症について詳しく解説します。

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インフルエンザ脳症の症状と治療方法

インフルエンザ脳症の症状

インフルエンザ脳症

インフルエンザ脳症の大きな特徴と言えるのが、発症までスピードが極めて早い点です。人によっては、インフルエンザを発症してから、1~2日の内に症状が悪化することもあります。

なお、症状としてはけいれん、意識障害、嘔吐、呼吸の変化、また異常行動※などが挙げられます。

※ 異常行動とは突然寄生をあげたり、泣きだしたり、走りだしたりする行為のことです。インフルエンザの症状の1つとして報告されています。

インフルエンザで子供に起こる異常行動@タミフルが原因?

そして、インフルエンザ脳症は特に1~5歳の幼児が引き起こしやすい病気です。進行も早いため、お子さんを観察していて、少しでも様子がおかしいと感じたら、すぐに病院へ相談するようにしてください。

インフルエンザ脳症の治療方法

インフルエンザ脳症の根本的な治療方法は現在のところありません。そのため、治療は対症療法が中心となります。

具体的には脳症に伴うけいれんコントロールする薬を注射したり、酸素を投入したり、点滴を施したりなどです。

なお、脳症ではなくインフルエンザの症状の重症化を抑えるために、ノイラミニダーゼ阻害薬(タミフルやリレンザ)を使用することはあります(下記の記事を参照)。

【参考】インフルエンザの治療薬を徹底比較@タミフルとリレンザの違いは?

こちら(↑)の記事で紹介しているように、タミフルは10代の子供には使えませんが、リレンザであれば使用することが可能です。

肺炎の症状や治療方法

肺炎の症状

セキ

インフルエンザが原因で肺炎が起こるケースはいくつかあります。そして、その中でも子供が特に気をつけなくてはいけないのが、ウィルスのせいで傷んだ気管支に細菌が侵入して肺炎になるケースです。

この肺炎のことを二次性肺炎と言うのですが、インフルエンザの死亡原因の30%近くがこれによるものです。なお、症状としては発熱・せき・呼吸困難になります。

ただし、それらの症状はいずれもインフルエンザと似ているため、肺炎に感染した自覚症状が無い方がほとんとです。

ですので、お子さんのセキが急にひどくなったり、一度下がった熱が再び高くなった場合には、肺炎の可能性があるので、その場合はすぐにお医者さんに相談しましょう。

肺炎の治療方法

肺炎での治療は点滴や内服薬での治療が一般的です。また、休養も大切ですでの、医師から入院をすすめられたら、その指示に従うようにしましょう。

なお、インフルエンザの治療に関しては、脳症の場合と同様にノイラミニダーゼ阻害薬を使用します。

もし、息をするのも苦しくて、吸入薬を使用できない場合には、点滴で処方可能なラピアクタ(ペラミビル)も利用可能です。

合併症を予防するためには

医師

合併症を予防するための手段として有効とされているのは、インフルエンザワクチンの接種です。いわゆる予防接種と呼ばれるものですね。

ワクチンでインフルエンザそのものに感染することを防ぐことはできませんが、重症化を予防することにはつながります。

そのため、合併症を予防するためには重要であるとされています。ですので、合併症の予防を考えている方は、ワクチンを接種されることをぜひ検討してみてください。

本記事のまとめ

子供がなりやすいインフルエンザの合併症である脳症と肺炎について、こちらの記事では詳しく解説しました。

なお、どちらの合併症も症状が悪化すれば、命の危険がありますので、少しでもお子さんの様子がおかしいと感じたら、病院へ相談するようにしましょう。

本文中でもお伝えしたように、小さい子供の症状はs重症化しやすいです。インフルエンザは寝てれば治るなんて、甘い考えは絶対に禁物ですよ!

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